ぷんおの重箱隅つつき

映画やドラマから垣間見る生活文化の考察

韓国のプレゼントボックスの謎(リボンがついたままパカッと開ける箱)【韓国文化考察】

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(punwo作)

韓国ドラマのプレゼントシーンで「リボンをほどかずパカッ!」とフタを開けられるこの箱について考察したいと思います。

私が初めてこの箱の存在を知った時「可愛い!」かつなんとも「合理的」。そして「日本人には出てこない発想」だと感心しました。「なぜこのスタイルが生まれたのか?」気になっている方も多いと思います。重い腰を上げ色々調べてみたのですが、特に何かがあってこうなったというような決定打は見当たらず。文化や時代のあゆみからの発展かと仮説を立て下記のように考察してみました。

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上記は「美しき日々」(韓国放送2001年)スクリーンショット引用です。もっと華やかな箱の作品いっぱいありますが下記のおまけとリンクするのでご紹介。

贈り物を包んだりすることは歴史的に見ても世界共通。紙で包んだりひもで結わえたりというところからスタートし、それぞれの国それぞれの人々の環境やセンスで現在に至ります。

ここから各国独自の発展を見せます。まずは日本の「包装文化」をおさらいします。
日本は包装ひとつとっても慶事弔事・宗教等によって方法が異なりしきたりも多く見受けられます。水引やのしも包むという観点から包装の一部と捉えていいでしょう。この習慣は脈々と伝承され現在に至ってます。繊細な文化を生み育て継続できる民族だからこそですね。こういった贈答を重んじる=相手に礼を尽くす。プレゼントにお礼の要素が強いのは日本の特徴と感じます。

時代が進むに連れ、日本の包装文化は欧米の受けていきます。華やかな包装紙やリボン使いがプレゼントに施されるようになりました。

ここから更に日本独特の特徴が生まれていきます。映画等で観察していただければ分かるのですが、欧米諸国の包み方は左右を折りたたみ留める「キャラメル包」がほとんど。日本の場合は「斜めづつみ」という一箇所留めのスタイルが主流となっています。

この包み方が普及したのは、手先の器用な日本人だからこそありえたことかと思います。日本の百貨店ではラッピングを無料対応するのがほとんどですが、これは各国では珍しいことで大体が別カウンターでラッピングをお願いのスタイルです。

さて、韓国はというと。
韓国でも包む文化は当然昔からありましたが、華やかな包装については戦後アメリカ文化の影響と景気の上昇等で一気に広まったことかと思われます。(それまでの国勢から推察)

日本がより精密なラッピング方法に重きをおいたように、韓国の華やかさやサプライズを好む傾向から「渡したときのドラマチック度」を演出するべくこの箱が誕生したと思われます(技術的にも難度が低いのもあったかもしれません)華やかさについては花束のラッピングにも反映しています。

更に時代が進み韓国ならではのアイディアと大胆さが盛り込まれた今。とても華やかでアイディアに溢れた韓国独自の包装文化へと発展したのではないかと思われます。
下記をご覧ください!これらはすべて「韓国発」のギフトスタイルです。このアイディア感と自由さは日本ではなかなか思い浮かばないかもです(笑)

「お菓子冷蔵庫」

「サプライズボックス」

<おまけ> 
美しき日々」の指輪プレゼントシーン(スクリーンショット引用)。

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この赤い薔薇のハート演出(中央に指輪あり)当時見た時、なかなか奇抜な発想なので目が点になりました。ホテルの一室開けたらこれがあるんです。(個人的にはドン引き案件)当時の視聴者女性のハートを掴んでました。日本人であれば「ひゃーーー!キザ」と思う演出も当時の韓国のサプライズでは当たり前のことと知り文化の違いを感じた思い出があります。今の若い人の当たり前が当たり前じゃない時代。反日なんて言葉がなかった時代。感慨深いものがあります。

以上、punwoの考察でした。
映画やドラマの感想以外にこういった考察も今後書いていきたいと思います。


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