ぷんおの重箱隅つつき

映画やドラマから垣間見る生活文化の考察

小さな恋のステップ|あらすじ感想【韓国映画】

小さな恋のステップ オリジナル・サウンド・トラック


題名:小さな恋のステップ 「아는 여자(知っている女)」
公開日: 2004年6月25日(韓国)

監督・脚本:チャン・ジン
キャスト: チョン・ジニョン(トン・チソン役)、イ・ナヨン(ハン・イヨン役)

【ストーリー】
万年2軍のプロ野球選手のチソン。長年付き合ってきた彼女に振られてしまう。ある日、鼻血が止まらず訪れた病院で「余命3ヶ月」の宣告を受ける。行きつけのバーで自暴自棄で飲めない酒で泥酔。目を覚ますとホテルのベッドの上。店のバーテンの女が運んでくれたらしい。ある日、ラジオから酔いつぶれた自分の話が聞こえてきた。女を問いただすと、携帯電話が景品のラジオ番組に投稿し、持っていないチソンにプレゼントしたかったとのこと。加えてチソンは全く気づいていなかったが、女はチソンの家から「三十九歩」しか離れていないところに住んでいた。初めてチソンに出会ってから10年間、ずっと彼を思い続けてきたその女。投稿で当てた映画のチケットや食事券をダシにチソンとデートの約束にこぎつける。最近泥棒騒ぎが起こっている二人の家の近所。ある日チソンは泥棒に遭遇。慌てた泥棒はチソンの家へ逃げ込みチソンに捕らえられる。盗みの理由を聞くと、家族を養うために泣く泣く犯罪を犯していると言う。死を間近にしたチソンは「生きているだけでもありがたいと思え」と説教をし、残された人生のために使うはずだった金を渡し逃がす。しかし泥棒が置き忘れた盗品せいでアシがついてしまい、濡れ衣窃盗容疑をかけられてることを女から知らされる。家の前に警察が張り込み帰れなくなったチソン。バレないために女の家に泊めさせてもらうことになり、不思議な同居生活がはじまる。

次々と起きるアクシデント。巻き込まれるうちに自分の夢や人生を見つめ直し再認識しする。最後の登板日先発マウンドに立つチソン。スタンド一杯の観客からの声援。「僕はある人のためにボールを投げる」と決意。完封を目前に鼻血を流しながら、女が「だったら面白い」と言っていた、最後の球を客席めがけ思い切り投げ入れる。感無量のチソン。・・・しかし鼻血は誤診。鼻をほじりすぎて出血していただけだった。球団は解雇。全てを失ったと自暴自棄になるが、その代わり彼女の大切さにやっと気づき息を切らして女のもとに行く。

・・・君に聞きたいことがある。
「イルミモエヨ?(名前は?)」

今更であるが女の名前がイヨンだと知ったチソン。…続けて、年は?好きな食べ物は?趣味は?血液型は?と今まで全く興味のなかったごくごく当たり前をイヨンに訊ねていく。

【感想】
面白かったです。2004年の作品ですが古さが感じられない。最後の「イルミモエヨ?」をはじめ韓国ドラマによくあるシーンや台詞、カメラワークを意図的に組み込み、笑いを誘う。前後のシーンが入り組んだり、オマージュやメタファーも多く見ごたえあり。
監督のチャン・ジン氏、日本でいうと三谷幸喜クドカン的な独特の世界観を持つ監督らしいのだが、なるほどラブコメディとして完成度が高い。監督どころか他の作品全く知らないので機会があったら観てみたいと思いました。
日本語タイトルの「小さな恋のステップ」が全く合っていない。英題の「Someone Special 」は素敵だと思うが…。

【評価】
★★★★★ 

レンタル落ちDVDを購入し観ました。画質問わなければ激安商品たくさん出ているので興味のある方、ぜひ探してみてください。

小さな恋のステップ [レンタル落ち]

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  • 発売日: 2009/01/01
  • メディア: DVD