ぷんおの重箱隅つつき

映画やドラマから垣間見る生活文化の考察

モダンボーイ|あらすじ感想【韓国映画】

モダンボーイ (字幕版)

題名:「モダンボー」 모던보이
公開: 2008年10月2日(韓国)
監督:チョン・ジウ
脚本:チェ・ヒデ
キャスト:キム・ナムギル、パク・ヘイル、キム・ヘス、シン・グ

【ストーリー】
1937年の京城(ソウル)が舞台。朝鮮総督府1級書記官のヘミョン(パク・ヘイル)は、日本人高等検事である親友のシンスケ(キム・ナムギル)と訪れた秘密クラブで、魅惑的なダンサーのナンシル(キム・ヘス)に一目惚れ。あらゆる方法でアタックし、恋愛がはじまる。ある日、彼女がヘミョンに作った弁当が総統府で爆破。同時に彼女も姿を消す。ヘミョンはナンシルには幾つもの名前や職業があり夫がいるスパイ(テロリスト)だと知る。それでも彼女への思いをつのらせるヘミョンは彼女の行方を探す。

【感想】
時代背景(独立運動感)なんてどこ吹く風で得体の知れぬ女に入れあげる朝鮮男っていうのがポイントなのだろうが「外側(背景セット)」に凝りすぎて肝心の「中身(物語)」がどっかに飛んでったような気分でいっぱい。原作小説であれば映像がない部分想像が広がるんだろうけど、パク・ヘイルの演技には奥行きが感じられず思考を止めるばかり。もっと馬鹿(色ボケ)になってほしかった。
時代独特のセット、キム・ヘスの昼夜顔が違うモガっぷり、日本語下手だけど雰囲気は出ているキム・ナギルの頑張った印象はあるが、肝心のヘミョンが残らない。

ラスト。ヘミョンがナンシルを見つけるが、ナンシルが日の丸の下で自爆テロ。恋の火遊びの始末まで日本がしなけりゃいけないんでしょうかね?

【評価】
作中に弁当に弾薬かなんか仕込んで爆発するシーンはこの記事中の金九の手法かと思われ。

歴史に詳しくないので間違っていたら御免なさいですが、ラストの自爆テロについても

上海天長節爆弾事件 - Wikipedia のオマージュ感。
〜レビューサイトのコメントチェックしていると、この作品の表面をなぞるロマンチストさんが結構見受けらるのですが、作品のこういった根底の思いに気づいてあげることも大切かと。それによってがっかりする人もいれば、私のように「また『恨』かよ!www」と呆れる人・・・それぞれかと思います。
〜この作品の主人公たちは政治活動から一線を画す「モボモガ」ではあるけれど、結果的に時代に生き振り回され取り込まれ。。。この頃の人々は実体験として日本を親しく思う気持ちと国家を思い憎む思いが交錯しているけれど、今の韓国の「反日運動」に賛同している人とは全く違う。今の若者も日本の良いところも知っていて可愛さ余って憎さ百倍感で一見似たようではあるが、人と人として交流がなく映像やテキストからの知識で論じている感です。